• るんびに保育園|福岡県糸島市の理念
  • るんびに保育園|福岡県糸島市のこだわり
  • 地域の皆様へ
  • るんびに保育園|福岡県糸島市からのお知らせ
  • るんびに保育園|福岡県糸島市について
子どもエッセイ
2016年9月15日 木曜日

人にはそれぞれ「適正」というものがあります。

趣味や好み、友だちづきあいなども適正があって、自分の個性にあったものを自分で選びますよね。

おとなになって就く仕事にも「適正」があります。

よく「好きなことを仕事にしてはいけない」と言いますが、これも人によると思います。

好きなことだからこそ続く人と、好きなことはストレス解消のために仕事と分ける人とがいるわけです。

最近は、中学校や高校でも適性検査があって、子どもが将来の見通しを持つために、自分の適性を知る機会があります。

ずいぶん前の刊行ですが、村上龍さんの「13歳からのハローワーク」は、世の中のいろんな職業が掲載されていて、その職業に向く人なども記載がありましたね。

さて、自分の適性というものを知るためには、まず、自分がどういうことが苦手で、どういうことが好きで、どういうことが得意か、どういうことに興味があるか、どういう性格的傾向があるか、などを知らなければなりません。

要するに、「己を知る」ということです。

意外と人って、自分のことを知らない人が多いですよね。本人は客観的に自分見ることができないので、当然と言えば当然ですね。

己を知るためには、自分の意志が必要です。自分から関わり、実際に経験し、失敗と成功を繰り返して、自分には何があってるかを知ります。そうやって初めて、自分のことを知ることができるわけですが、これがもし、すべてを用意されている環境で、自ら何かを選ぶこともなく、与えられたものや環境だけで生きていった場合、どうなるのでしょうか?

自ら選んだり、考えたり、葛藤したりしなくていいわけですから、失敗はないかもしれません。しかし、自分の不得手とするものは知らないままです。

そうすると、自分の適性が何かはわからないままです。

前回のブログまでの連続のストーリーの中で出てきたAさんは、就職した企業に合わなかったというよりは、サラリーマンという職種に適性がなかったことが考えられます。

Aさんの個性として、

・ルールはきっちり守る

・対人スキルが不得手

・マニュアルが好き

といったことが挙げられます。

加えて、

・真面目である

ことも利点ですね。

そうすると、きっとAさんには、もっと個人でどんどん流れに沿ってやれるような仕事の方が向いていたのではないでしょうか?

例えば、CGデザイナーやプログラマー、デザイナーやエンジニア、研究者なんかも適性が高そうです。

Aさんは、ストーリー上では、自閉症スペクトラムと診断されましたが、発達障害だからといって道が閉ざされるわけではなく、自分の適性に合った仕事と生き方ができれば、思わぬ成功を収めることができるのです。

不幸なことに、話の中ではAさんは、2次的な疾患を患ってしまい苦しむのですが、もっと早くから、Aさんの特性に気づき、Aさんに合った生き方を提案してくれるような人が身近にいれば、不幸な思いは感じずに済んだかもしれませんね。

保護者にとって、乳幼児期は、まだまだ大人になるまで先のことのように感じられるかもしれませんが、生まれたときからその子の人生は始まっています。

特に、この時期に獲得した人的スキル(コミュニケーションスキルとも言いますね)や愛着関係、自発性や主体性、自律性などは、これから先のその子の人生の基礎になります。

後々でも身に付けることは不可能ではないのですが、乳幼児期に獲得するのに比べて何倍もの時間と労力が必要になってきます。でも、愛着(他者との信頼関係といった方がいいかもです)だけは厳しいかも・・・。

何はともあれ、子どもにとって己を知ることは、今後の人生の指標になっていくわけですが、それにはまず、個々の個性や特性を受容する環境がとても重要ですね。

 

 

カテゴリー: 子どもエッセイ
2016年9月10日 土曜日

Aさんという例を挙げて、架空のお話を紹介したわけですが、これには理由があります。

最近になって、大人になって発達障害と診断される人が増加傾向にあるからです。

ずっと見過ごされてきて、おとなになって何らかの不具合(社会に不適応だとか他者との関係性がうまく持てないとか)が出て、はじめて本人も気づくケースが増えています。

大人になって初めて診断された場合、もともと抱える課題のみの診断ですと、まだ対処のしようもありますし、本人にとっても生きてきた中で身に付けた対処法もありますから、ちょっとの工夫でぐんと楽になることが多いのですが、2次障害などを併発してしまった場合が、かなり本人にとって大変になってしまいます。

完治までの道のりがどうしても長くなってしまいますので。

軽度のうつ病や、適応障害、パニック障害などは、適切な休息と規則正しい生活や食事などでずいぶん軽減し、完治までの時間も短くて済みますが、人格障害や統合失調症などが2次障害として出た場合、本人も含め、周囲の家族も大変な苦労をすることになります。

これらに関しては、私は乳幼児期が専門ですので、おとなになってからの対応法は残念ながら知識としてしか持っていません。ですので、「こうするべきだ」とお伝えすることはできませんが、抱える苦労は並大抵ではないとだけ言えます。

 

誤解のないようにかいておきますが、上記で挙げた疾病がすべて発達障害の2次障害ではありません。発達障害でなくても、大きなストレスなどがあれば、上記の疾病を発症することは誰にでも起こり得ることです。

安直にイコールにしないようにお願いしますね。

さて、少し思い話になってしまったので、ここでもう少し明るい話題を。

おとなになって発達障害と診断される人が増加傾向だと書きましたが、社会に出る前の大学生時代に診断を受ける人も増えています。

そこで、主に国立の大学では、学内に相談できる部署が出来ています。

学生生活を送る中で、不都合や不具合を感じる学生のために、気軽に相談ができたり、カウンセリングが受けたりできる場所を、国立大学は必ず置くようになっているとのことです。

その利用者はかなり多いようで、私立大学の学生に比べると国立大学の学生の方が利用者数は多いとのことです。

どちらにしても、数の問題ではなく、そういった場があるかないか、の方が問題ですから、大学内にそういった場があって利用できることは、学生にとってもプラスになることですね。

社会に出て初めて気づくより、学生の内に気づいて対策を学べるのならば、当事者にとってこれほど助かることはありません。

社会に出ての休暇より、学生の間の休暇の方がよっぽど取りやすいですしね。

これで、今回の一連のエピソードは終わりですが、ちょっと誤解されそうなので記載しておきますね。

今回取り上げた架空の人物Aさんの架空のお話ですが、自閉症スペクトラムの方がAさんと同じ症状であるとは限りません。

逆に言えば、Aさんの症状だけが、自閉症スペクトラムの特徴ではない、とも言えます。

個々によって特性は様々ですし、まったく同じ特性を持つ人もいません。

また、自閉症スペクトラムと診断されたからといって、Aさんのように必ず鬱病だとか適応障害を発症するわけでもありません。あくまでもわかりやすくするために、オーバーな表現をしている箇所もありますので悪しからず。

最近は、様々な情報が手に入りやすくなった代わりに、一部分だけを切り取ってそれだけを取り上げようとする方が増えていますので、それを避けるためにも念のため記載しておきます。

カテゴリー: 子どもエッセイ
2016年9月9日 金曜日

今日、まねっこさんは、はじめてクッキングに参加しました。

参加といっても、まねっこのお部屋ででしたが…

みそ作りに挑戦!

ビニール袋にまだあったかい大豆が入っていて、それを

袋の上から、モミモミ(^O^)

小さなおててで、真剣な顔でもんだり、不思議そうな顔でもんだり

みんな上手に大豆をつぶしていました。

つぶし終わると、給食の先生やしわわの先生に嬉しそうな笑顔で渡しに行きました。

ほんの少しでしたが、体験できてよかったですね。

みんなが参加したお味噌、出来上がりが楽しみですね~(*^_^*)

まねっこ担当mami(^_^)v

カテゴリー: 園のこだわり
2016年9月8日 木曜日

日中の日差しが少し和らいで、秋の気配が感じられる頃になりましたね~

お泊り保育も台風を心配してましたが、雨にも会わず無事終わりました。皆様ありがとうございました。

子ども達は日々成長が見られ、その成長を発見した時は、嬉しくなってしまいます。

わんぱくに野菜嫌いな子がいて、ほとんど手をつけないで残すことが多かったので、ちょこちょこ体の事とか話したことはあったのですが、最近自分から「ぼく野菜食べるっ!」と真剣な顔になって、見ててよ!と言ってるみたいに、1つつまんではぱくっと口に入れ…と頑張っているのです。凄いね~と見てると、また一息ついてもう一つ。

他の子も私の顔を見かけた時、〇君が野菜食べよんしゃったよ~と教えてくれたこともあり、本当にその子は今、今まで食べなかったお野菜に挑戦してます。その勇気に拍手です。かわいいですよね~嬉しくなります。少しずつ食べられるお野菜を増やしてほしいものです。 給食室 みゆたん

カテゴリー: 園のこだわり
2016年9月8日 木曜日

さてさて。

Aさんという架空の人物の架空のエピソードを3回に渡って書いてきましたが、いかがでしたか?

すべて架空の話ではありますが、エピソードの部分部分は実際に世の中で事例としてあったケースを話を変えて使っています。

Aさんが診断された「鬱病」は、ドクターによっては、「適応障害」などとされることもあります。

そこはおいておいて、今回のポイントとも言うべきところは、Aさんが併せて診断された「自閉症スペクトラム」にあります。

話の中にいくつもの特徴的なAさんの傾向があります。

・マニュアル通りでないと気が済まない

・自分のことは棚に上げて、人へはしっかり注意する

・柔軟性に乏しい、臨機応変な行動が難しい

・年齢が上か下かなど、分かりやすい指標が判断基準になり、その判断基準がすべてとなる

・相手の都合は考えず、自分の思い描いたルールや予定にこだわる 

などです。

小さいころからのAさんの話の中にもいくつか特性が見られます。

・おとなのいうことをよく聞く子だった(マニュアルや指示は得意)

・リーダーシップがあった(他者からの評価は事実とは違っても、自分ではそうだと思いこんでいる)

・他者に逆切れされることが多かった(他者の気持ちに共感したり、理解したりに乏しいため、ルールを押し付けるから文句を言われてしまう)

・マニュアルや指示があると、そのことはできるが、それらがないと対応ができない

・勉強はでき、大学進学までしているので、知的には課題がない

などです。

注意しないといけないところがもう1点あって、例えば、人を見下すようなAさんの態度や考えが、このエピソードの中にいくつかありますが、これらは、そもそもの特性というより、Aさんがそれまで生きていた中で、思い通りにならないことが多かったため、自分の自尊心を守ろうと身に付けた防衛反応のひとつである、という点です。

Aさんにとっては、悪気はもちろんなく、相手を傷つけようという意図もありません。

基本的に真面目であり、融通がきかないだけなんですが、他者理解に欠けるために、他者とうまくいきづらいわけです。

小さいころは、周りにいる友だちは、気が弱ければAさんには逆らいませんし、優しい子だと受け入れてくれます。

ただ、年齢が上がると共に、それぞれが自分の人生でいっぱいいっぱいになり、余裕がなくなってきますし、それぞれがおとなになっていくわけですから、いつまでも子どものままの関係性ではなくなっていくわけです。

Aさんがせっかく1週間の休暇の間に友だちに会おうと思っても、そういった理由から、友だちの方は相手をしてくれないのです。

lineを既読スルーした友だちは、きっと、返答に困っている内に立て続けにAさんから連絡があったことで、相変わらず自分のことばかりだな、と呆れてしまったのかもしれません。

学生時代までと社会に出てからとでは、その間に結構大きな見えない壁があります。

特に今回の例のAさんのような特性を持つ自閉症スペクトラムの場合、学生時代は特に問題なく、気づかれないまま放置されてしまったケースで、社会に出て、途端に他者と共同で何かをやっていく仕事に就いて初めて、Aさんが抱える課題に気づいた、となることが往々にしてあります。

しかも、鬱だとか適応障害だとかを発症してしまってますから、完治するのには時間がかかります。

そこで、今回の一連の話の冒頭部分の、早期発見に話が戻るわけです。

もちろん現実世界では、時間を巻き戻すことはできませんから、仮の話になりますが、仮にAさんが、乳幼児期にその特性を誰かに知ってもらっていたら、どうなったでしょう?

きっと、「そういう特性を持つ人なんだ」ということで、理解してくれる人が一人か二人はいたはずです。

それに、本人も、自分にはそういうところがあるから、気づいたら注意してね、とも言えたはずです。

マニュアル通りにしか動けないAさんに、世の中はマニュアル通りにはいかないことを、もっと早くから伝えてあげることも可能だったはず。

事前に情報があれば、Aさんなりの対応は可能ですからね。

もちろん、おとなになって初めて挫折を味わったからといって、人生が終了するわけではないのですが、それでも中には、就職に失敗したからと自殺してしまう人だっているわけですし、たったひとつの会社で不適応を起こしてしまったことで、そのまま引きこもってしまう人だっています。

今回のAさんの場合は、小中学校などでいじめには合っていませんから、ラッキーな部類ですが、いじめにあってしまって早々に不登校、というケースもなかにはあるわけです。

不登校や引きこもりがイコール人生の終わりとは思いませんが、避けることができるのならば、避けたほうがいいですよね。

自殺はできることなら、ではなく、絶対に避けたいことです。

そのために、できるだけそういったことを避けるために、早期発見が重要になってくるわけですが、この早期発見は、「診断名をつける」ことではありません。

結構みなさん、関係機関の人たちも勘違いしがちなんですがね。

早期発見は、「特性を知って、特性に応じた配慮のため」に行うものです。

ですから、無理強いするものでもないですし、必ずしも診断名が必要になるものでもありません。

たいてい、親というものは、自分の子どもがどんな性格をしているか、って結構正確に理解しているものですよね。

ただし、親にも発達の課題がある場合は、なかなか正確な子どもの発達理解は難しさがあります。

その辺が、最近の研究などから少しずつ分かってきていますが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

カテゴリー: 子どもエッセイ
Translate »