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子どもエッセイ

正義

2013/01/05

正義という言葉を辞書で引くと、

①人の道にかなって正しいこと

②正しい意義

③人間の社会行動の評価基準で、その違反に対し厳格な制裁を伴う規範

とあります。

その基準が簡単に見える「正義」ですが、これは自分が置かれてる状況や立場によって、内容が違ってくるように思います。

テロなどを起こすグループは、自分たちのことを「正義」だと思っていますし、それらを取り締まる警察サイドも、自分たちのことを「正義」と思っています。

ただ、人の命を奪うような行動をする人々は、私は「正義」とは思いません。

どうも、最近の世の中をみていると、「自分が正義」だと思い、自分の考えだけが正しいと思っている人が多くいるような気がします。加えて、「正義」と「悪」を極端に決めたがっているようにも思えます。

人間という生き物は、悲しいことに、「正義」の塊ではないですし、逆に「悪」の塊でもないと思います。

どちらも併せ持っているのが人間で、その人間を正義と悪とに区分することはとても難しいことではないでしょうか。

「正義」を振りかざしていても、他者の不快感を増大させたり、人に危害を加えたり、思いやりの欠片もないような行動は、いくら口で正論を言ったところで、「正義」ではないと思うんですね。

正論を振りかざすなら、その正論に見合った行動を意識して自らの行動を省みることが必要になってくると思います。

「正義」という言葉は、耳あたりもいいですし、人の心を動かす力を持つ言葉です。そして、酔いやすい言葉でもあります。

簡単に思えて、難しい言葉は、できるだけ使いたくないなと思ってしまいます。

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