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子どもエッセイ

カルテ開示

2013/01/06

最近では、かかりつけのドクターだけでなく、セカンドオピニオンを求める患者が増えてきています。

これは、ドクターによって考え方や手法などがまちまちであると共に、ドクターと患者との価値観の相違にもよります。

また、インフォームドコンセントをきっちり実施してくれない医療機関ですと、受診する方も不安や不信感が出てきますので、そういったものを患者サイドから何らかの解決法を考えるためでもあります。

そのために、ひとつの医療機関で満足いく結果が出ない場合、セカンドオピニオンのドクターを別に持ち、双方の意見を聞きつつ、患者が納得のいく医療を受けることができるためです。

セカンドオピニオンは、言い換えると「二人目・二番目の助言者」です。

そして、そのセカンドオピニオンを持つときに、利用者にとってもそのオピニオンになるドクターもしくは専門家にとっても必要になってくるのが、それまでの診療内容や患者本人の病状です。

それらを知るために、患者は、自分のカルテの開示を医療機関に求めることができます。

このカルテ開示ですが、時代遅れの医療機関ほど、拒否する傾向があるようです。

医療機関のカルテ開示の拒否による訴訟が近年では増加傾向にあります。

そもそも、カルテの内容は、患者本人の個人情報ですので、本人が求めた場合、自分の情報を入手できないというのはおかしな話ですよね。

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