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子どもエッセイ

成人

2012/01/09

今日は「成人の日」です。

日本では、20歳を成人と設定されていますが、成人と認められるのは、18歳から21歳まで世界各国で様々です。

日本でも昔は、成人年齢がもっと早く、12-16歳で成人していた時代もあります。12-16歳でおとなと認められるのは、現代日本では少し早い気がしますが、ドイツでは10歳で将来の職業を決め、その専門分野へそれぞれ進んでいくことを考えれば、そんなに早いわけでもない気がします。

ちなみに、成人式を大勢で集まって祝う形式の成人式を行うのは、日本独特のもののようですね。

特に先進国の中では、他の国で同様の式典はないようです。

今の成人式の形式はもともと、世界大戦に負け意気消沈していた日本の若者に、元気になってもらおうという目的で始められたものだそうですね。埼玉県が発祥の地で、それが徐々に全国に広がっていったものだそうです。

運動会にしろ、日本ではまだまだ軍事国家から抜け出せないものが多く残っていますね。

一体、どれくらいの時代、軍事国家の要素を引きずれば気がすむのでしょうね。

年齢で子どもを区分する教育システムも変わる気配もありませんし、残さなければいけない伝統とそうでないものとを履き違えている気がしてなりません。

数年前に、オランダの教育家の方が日本を訪れ、日本の小学校の授業を見学されたときに、「ここは北朝鮮ですか?」と真剣に言われたという話は、いまだにとても考えさせられます。

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