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子どもエッセイ

いきなり団子

2012/01/30

今日のおやつは「いきなり団子」だったんですが、実は、私はこのいきなり団子が大好きなんです。

おなかが減ったときに、ちょっと食べるのに最適で、中身がさつま芋とあんこなので意外と腹持ちもします。

九州圏内の出張で車移動のとき、途中のパーキングなどには、このいきなり団子のできたてあつあつが売ってある事があるんですが、見かけたらつい買っちゃいます。

いきなり団子は、熊本の一般家庭で伝統的に作られ続けているという郷土料理なのですが、名前の「いきなり」には由来があって、いくつかの意味がかけられています。

ひとつめは、「いきなり」という言葉が熊本の古い方言で、「簡単」という意味です。簡単にできる団子で「いきなり団子」というわけです。

ふたつめは、「生き成り」つまり「生の芋」を使った団子という意味です。

みっつめは、いきなり来客があってもすぐに出せる団子という意味です。

ひとつの言葉にいろんな意味が込められているお菓子というのも結構珍しいですよね。

こういうふとした時に、日本語の便利さや奥深さを感じます。

何気なく口にするお菓子も、こうやってその由来などを知ってから食べると、味わいも深いものになりますね。

ちなみに、画像のアニメ「ケロロ軍曹」の作者が熊本出身で、このアニメにはいきなり団子が出てきます。アニメとタイアップした商品が売り出されているみたいです。

ちょっと欲しいな・・・これ・・・・(笑

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