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子どもエッセイ

モンスター

2017年2月1日 水曜日

この数年、なんでもかんでも「モンスター」で片づける様な風潮がありますね。

モンスターペアレンツやらモンスター患者、モンスター老人などなど。

これらは、一般的に、「他者の状況などおかまいなしに自分の要求だけを押し付ける」人々のことを指すようです。しかも、その要求は理不尽なことばかりのようです。

確かに、先日も、歯科医師が患者に刺殺されるという痛ましい事件があったばかりです。メディアでの情報しかわかりませんから、実際にどういう経緯があったのかはわかりませんが、ニュースによれば、患者が抜歯されたことに腹を立てたとのこと。

歯科を受診する際は、「虫歯があるかもしれない」「虫歯があったら治療になるかもしれない」「治療に麻酔を使うかもしれない」「最悪、抜歯になるかもしれない」など、このあたりのことは、歯科を受診したことのある人ならば、ある程度、予想をつけることが可能な内容です。

このように、社会で生きていると、様々な「予測」や「想像力」が必要になる場面が多くあります。

スーパーへの買い物ひとつにしても、買い物リストの食材が珍しいものであれば、「買おうと思うものがないかもしれない」、夕方の時間帯であれば、「お客さんが多くて時間がかかるかもしれない」など、ある程度の想像や予測ができますよね。

もし、夕方の一番お客さんが多い時間帯に、その想像と予測ができずにスーパーに行って、支払いの際にレジに並んだ場合、「なんでこんなに待たせるんだ!」と怒り出してしまうでしょう。

想像と予測ができていないわけですからね。

そうすると、クレームをつけるわけですね。

スーパー側からすれば、なんとも理不尽な話です。ですから、どこかに張り紙をします。

「この時間帯は混雑しますよ」という内容の物です。

これらが医療機関ならばインフォームドコンセント、一般的に「説明責任」というやつです。

説明が十分行われているかどうか、をこの場合、スーパー側が問われるわけですね。

世の中にはいろんな方がいらっしゃいますから、想像も予測も不得意な方もいらっしゃいます。

そういった方々のために、説明責任が発生するわけなんですが、これも一概にはなんともいえないところですよね。

わからないなら聞けばいいこと。

怒り出す必要があるのでしょうか?

様々な合理的配慮は必要だと思います。

できない、わからない、人たちのために、社会全体が手を差し伸べることは大事です。

しかし、同時に、できない・わからない人たちに対して、「誰かに助けを求める手だて」や「他者との信頼関係」というベースを作ることも重要だと感じます。

ただ、おとなになってしまった人たちに対しては、それまでに培ってきたものがありますから、なかなか難しいのが実際のところです。

モンスター呼ばわりされる方々も、元をただせばみんな子ども時代があったわけですが、子ども時代に理不尽だと思うことが多かったのでしょうね。

その反動がおとなになってから出てきているのだろうと推測します。

学校の先生に対して保護者が理不尽なクレームをつけることも、きっとその保護者は、学生時代に嫌な思いをたくさんしたのでしょう。

だから、学校の先生に対しては信用できないのでしょうね。

まぁ、これも一概には言えませんけどね(笑)。

実際に、私が学生時代も、わけのわからない先生というのは少なからず存在していましたし・・・。

ただし。

だからといって、人を傷つけたり、殺したりは、許されることではありません。

 

なんだか、今の世の中って、過去の膿が一気にまとめて放出しちゃってる気がしますね。

そんな時代だからこそ、今からを生きていく子どもたちには、自己を知り、自己に合った生き方を模索できる基礎を培ってほしいと強く願います。

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