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子どもエッセイ

神経発達症と犯罪

2018/06/28

最近の事件は、犯人の病歴なども報道されています。

よく目にするのが、犯人は発達障害だった、という記事です。

そこから飛躍して、発達障害者は犯罪者になりやすい、という流れも目立ちます。

発達障害者の犯罪率は、健常と言われる人たちの犯罪率と変わらない、とも言われていますし、発達障害と犯罪には相関性があるともいわれていて、はっきりとしていません。

ただ、これはあくまでも私見ですけども、発達障害は環境の影響を大きく受けます。

簡単に言うと、感受性が強いわけですから、おかれる環境によっては悪にも善にもなるのではないでしょうか。

いろいろな事件が起こるたびに、犯人の成育歴が気になります。どんな環境で育ってきたのか、その環境が知りたいと思います。

あくまでも予測でしかありませんが、犯人になってしまうまでの人生で、理解してくれる人や共感してくれる人の存在が少なかったのかもしれません。

といっても、安直に「親が悪い」と決めつけるのはこれまた横暴です。

確かに、子どもの一番の保護者は親ですが、育児の不得手も人それぞれですし、もしかすると、親にだって、上手に育児ができない何らかの特性がある可能性もありますしね。

育児が上手じゃない親だって、一生懸命やっているわけです。

一生懸命なんだけど、結果が追い付かない、誤解されてしまう。

そもそも子どもは、親だけが育てるものではありません。

多様な大人の中で、子どもの中で、育っていくものです。

色々な価値観に触れながら、大人になっていくわけです。

いつからこんな親だけが育てる風潮が強い世の中になったんでしょうね??

個人的には団塊の世代がいろいろやらかしてしまった結果で苦しんでいると思ってますけど(笑)

※団塊の世代の皆さん、すみません!!

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