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子どもエッセイ

春一番

2012/02/15

そろそろ時期的に、春一番が吹きそうな頃になってきました。

金・土曜の予報は雪になっていますが、それを過ぎた辺りからいつ吹いてもおかしくありませんね。

今日、2月15日は、「春一番」と名づけられた日だそうです。

春一番の語源は、様々な説があるのですが、最も有力な説として、安政6年(1859年)2月13日、長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現・壱岐市)の漁師さんが漁に出ているときに、突然の強風で船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師さんたちがこの強い南風を「春一」または「春一番」と呼ぶようになったという説です。長崎県では、この事件以前から郷ノ浦町で「春一」と呼ばれていたものが、この事件をきっかけに広く知られるようになったとしています。

現代で使われている言葉は、普段は何気なく口にしていますし、当たり前に使っていますが、ひとつひとつの言葉の語源を調べてみると、いろんな事件や出来事がその語源になったり、人間の生活そのものに結びついている言葉が多くあります。

 

園にいると、子ども達が言葉の意味だけでなく、いろんなことに興味を示して質問してくることがあります。

そのときに、答えを率直に伝えることもあれば、その子どもが自分なりに調べたり、何かを感じ取れるような場合は、ヒントだけ与えることもあります。

何かを疑問に思ったときに、「あとで」「今はそんな時間じゃない」などと無碍にあしらうのではなく、疑問を感じた子どもの好奇心や興味を次につなげていけるような保育に取り組むことが、先々の学習に必要不可欠ではないかと思います。

 

 

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