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園のこだわり

発砲スチロール

2012/02/18

ある日の午後、おともだちの手が目にあたり、看護室で休んでいたTくんのお話です。

最初、目を真っ赤にして泣いていたTくんでしたが、20分もするといつもの元気をとりもどしてきました。

Tくんは私に“かいけつゾロリ”の登場人物の説明をしたあと、あるものを見つけて目を輝かせました。

それはいつか捨てようと積んでいた発砲スチロール。

 

「先生、これもらってもいい?」

「いいよ。」

「僕、廃材係ちゃん!」(廃材を集める人のようです)

 

次の日、廃材で作った作品を並べる棚には、杵とうす(おもちつき)に形を変えた発砲スチロールがありました。

子どもたちにかかると、廃材も宝物になるのですね。

看護師 そのだ

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