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子どもエッセイ

当たり前

2012/01/20

「当たり前」と思うことって何がありますか?

日々の生活の中ででも、例えば朝ごはんには「ごはん」が当たり前という家庭もあるでしょうし、「いやドーナツだ」という家庭もあるでしょう。

この「当たり前」は、その人が置かれている環境によって様々です。

先ほどの、朝ごはんの話ひとつでも、日本では「ごはん」ですが、ではアメリカではどうでしょう?

「ドーナツ」でもおかしくないですよね。

まぁ、最近は日本でも家庭によって様々ですので、朝ごはんひとつでもその多様性は計り知れませんね。

この「当たり前」を、他人にもその人の「当たり前」があることを考えずに話を進めると、なかなかコミュニケーションは上手くいきません。

「当たり前」が人それぞれにあること、それを踏まえた上で話をすると、意外と互いの立場の違いにも気づき、互いに学びあえるものです。

最初からその「当たり前」を押し付けてしまうと、平行線をたどるばかりで、一向にコミュニケーションはとれません。

と、おとなの場合はそうなんですが、子どもはさすがだと思います。

互いの違いを受け入れ、個性を認め合ってるんですよね。

最初は、自分の思いだけをぶつけますが、話すうちに、相手はどう感じたのか等を受け入れ、自分の中で上手に消化します。

それでも上手くいかないときは、またぶつかります。だからといって、おとなと違って、相手を憎んだり陥れたりはしないんですよね。

どうしても受け入れられないときは、適度に距離を置きます。距離をおきつつも、「あの人はこういう人だ」と認めています。

そして未然にトラブルを避けようとします。

子どもから学べることは本当にたくさんありますね。

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