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2015年 10月

ミュンヘン

2015/10/23

日曜日からドイツのミュンヘンに出張です。

うちの園が所属している保育環境研究所ギビングツリー主催の研修でミュンヘンに向かいます。

今年度から、厚労省の予算で、先進諸外国の保育の研究が進められているようですが、先進諸外国の中でも、ドイツは、日本人と国民性がよく似ており、学ぶところは多く感じます。

いまだに平均を作るための一斉教育から抜け切れていない日本と、脳科学に基づいた教育を打ち出しているドイツとの差を、肌で感じられる機会です。

全国の研究所所属者との出張ですが、毎日2カ園を見学し、それぞれが撮影した写真をもとに、何を感じ何を思ってその写真を撮影したか、などの研修を毎晩行う予定です。

ドイツは、最近よくニュースで流れているように、移民の受け入れに寛大な国です。

それに伴い、どの園にも、何十か国の子どもたちが所属しています。

国や文化、宗教が違う中、どのような保育を展開しているのか、とても気になるところです。

私の人生において、海外出張など、1度あるかないかの機会ですから、思う存分勉強してきたいと思います。

コミュニケーションツール

2015/10/22

最近は、様々なコミュニケーションツールが利用されています。

FacebookやMixiなどのSNS、SkypeやLineといった無料の通信ツールなど、どれだけ離れていてもネット上でつながっていられる世の中です。

私も、息子の学校関連や友人たち、職場などなどLINEのグループで連絡を取っています。

1の発信で多数に伝わるというのはとても便利ですね。

特に、日時や場所など関係ある人が把握しておいた方がいい情報を伝えるのには、とても便利なツールです。

しかし、あくまでも「連絡手段」であって、円滑なコミュニケーションを取れるツールではない気がします。

人間のコミュニケーションは、9割が非言語コミュニケーションと言われています。

つまり、言語でコミュニケーションできるのは、1割ということです。

上記のツールは、主に言語を使ってやり取りするものです。文字や文章だけでのやり取りになりますから、相手の感情まではわかりません。

つながっていられる喜びや楽しさはありますが、十分なコミュニケーションは難しいように感じます。

とくに文字や文章は、受け取り方によってプラスにもマイナスにも取れますしね。

ポジティブな利用法で、あくまでも「連絡手段」としてならば、この上なく便利なツールですが・・・。

私自身は、こういったツールは、使えはしますが、あんまり得意ではなく、誰かとコミュニケーション取るのはやっぱり直接会ったり、電話で話したりする方が性に合ってます。

たいていが出張時以外は「携帯不携帯」と友人や家族に言われるくらいですから(笑)。

それはそうと、こういったツールがメインになっている世代の子どもたちは、逆に大変だなぁって思います。

コミュニケーション能力がしっかり身につかない内にこういったツールで他人とコミュニケーションしていかなければならないわけですから。

しかも四六時中誰かとネットを介してつながっていることが可能なわけですから、自分の時間も奪われちゃう気がします。

適度な距離感も取れなくなっちゃいますよね。

2045年

2015/10/20

近年のITの発達は目覚ましいですね。

巷では、2045年問題で大騒ぎ(一部?)されています。

2045年には、AIが人間の知能を超えてしまうことが予期されていて、これまで人間が行ってきた仕事を代わりにAIが行うようになり、人間の職が奪われてしまうといった問題が起こることが提起されています。

すでに、将棋やチェスなどは、AIが人間に勝つようになっています。

実感できるところですと、長崎のハウステンボスにオープンした「変なホテル」や羽田空港国内線の手荷物の預かりなどですね。

「変なホテル」は、受付からポーターまで、すべてがAI対応のホテルです。

ただし、お部屋のクリーニングなどは、別途料金を支払って、人間にやってもらいます。

羽田空港での手荷物は、他の航空会社は経験ありませんが、ANAの場合、従来は、人間対応のカウンターにて預けていましたが、現在は、ドラム式洗濯機のような機械に自分で預けるようになっています。

どちらにしても、これまでは人間が対応していたものです。

例えば、それぞれ10人の配置だったとします。それをAIに変えることで、トラブル時対応の人間配置のみで賄えるようになります。

それぞれ1人ずつとしましょうか。

単純に考えて、それぞれ9人の人間が不要になります。併せて18人です。

たった2か所の配置場所だけで、18人もの人間が不要になるわけですね。

これを拡大して、ひとつの企業、ひとつの地域、ひとつの都道府県って考えたら・・・。

どれだけの人間が不要になるんでしょうね。

2045年、つまり30年後には、従来の人間がやってきた仕事が6割も7割もAIにとってかわられるといわれています。30年後ではなく、20年後と考えている識者もいます。

ただ、現在ではまだAIは、人間特有の「感情」を持っていないと言います。

しかし、人間の「感情」が、「脳機能の働き」だとするならば、そう遠くない未来に、人間の脳機能が解明され、AIに生かされる可能性もあります。

また、AI自身が、自己成長をしていく可能性もあります。

まだまだ先の話のように感じますが、2045年にはどんな世の中になっているんでしょうか。

不安もありますが、楽しみでもありますね。

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