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子どもエッセイ

ダーウィン

2012/02/12

今日、2月12日は、いわゆる進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの誕生日です。

ダーウィンは、自書の中でもっとも有名な『種の起源』において、動物の進化について論じています。

進化というと、前に進んだり、進歩したりするイメージを持つ方が多いと思いますが、ダーウィンは、進化という単語に、進歩や前進するという意味のevolutionという単語は使用していません。

これは、彼が、進化というものを、「自然選択によって環境に適応するように変化し、種が分岐して多用な種が生じること」との考えからです。

そう考えれば、私達人間を含むすべての生き物は、常に進化し続けています。

例えば、虫ひとつにしても、地球の環境の変化によって、今までとは形が違うものが出てきてます。

もちろん、地球上のすべての生物が発見され尽くしているとは言い切れませんので、どこかにまだ誰にも発見されていない生物がいて、たまたま発見されただけのことかもしれません。

ふと思ったのですが、ヒトも進化し続けていることを思えば、今のヒトとしての種は最終形ではなく、今後の地球の環境の変化によって、ヒトから分岐した種が出てきても不思議はないわけです。

一昔前に、ウォーターワールドという映画がありましたが、その中には、地球の温暖化が進み、海抜があがり、地球上の海の面積がどんどん増えたために人間が進化し、水の中でも暮らせるような種になっているという設定でした(例えば、肺呼吸ではなくエラ呼吸になっているとか、指の間に水かきがあるとか)。

進化は長い年月をかけて行われるものですから、生きている間にヒトから分岐した種を見ることは望みが薄いですが、どのような種になっていくのかとても気になりますね。

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