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子どもエッセイ

新園舎

2019/02/18

引渡しからバタバタと引越しを終え(正確にはまだ全部の荷物を運びきっていませんが・・・)、今日から新園舎での生活が始まりました。

子どももおとなも大歓声をあげながら、あちこち見て回っています。

仮園舎が狭かったので、子どもたちは広い園舎でこれまでのストレスをたくさん発散してくれることと思います。

基本的な使い方は、旧園舎とは大きく変わりませんが、新たに子どもたちが楽しみながら発達できる遊具が入ります。

2階の保育室には、ボルダリングと吊り下げ遊具が設置予定です。

木登りできる木が園庭にないので、疑似的な木登りなどの経験がこれまでできませんでしたが、これでクリアできます。

また、揺れたりぶら下がったり、回ったり飛んだりなどの動きが経験できる遊具もこれから準備していく予定です。

まずはボールプールやトランポリンかなぁ~。

他にも、新園舎では、ちょっとした隠れ家的な場所や、落書きを思う存分できる場所などがあります。

予算の都合上、完璧な園舎はつくることができませんでしたが、限られた予算内でひ広い面積が取れたので、十分ですね。

これから少しずつ、園舎内の環境を整えていきたいと思います。

先ほど触れた体の動きですが、本来は普段の生活の中でクリアできていたものばかりです。

それが時代の趨勢によって、子ども集団がなくなり、子どもが外で集団で遊ぶことも減り、木登りや探検などは危ないからと禁止され、たくさんあった公園の遊具も事故があったことで撤去が続き、今では本来経験すべき、「発達の保障」のための遊びが経験できなくなっています。

事故があったから即禁止、危ないから即禁止、ではなく、危なくないように対処するというワンクッションがほしいものです。

なんでもかんでも禁止することで、結果的に未発達で偏った発達によって年を重ねてしまい、危険を回避する能力が身につかないまま・・・ということになってしまいます。

普段の生活で経験できない分、乳幼児期の施設の一つである私たち園の環境を整えていくことが大事なんだなぁ~と思う今日この頃です。

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