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園長の日記

科学

2012/01/14

科学と言えばみなさん何を思い浮かべるでしょうか?苦手イメージを持たれてる方が多いのではないかと思います。

詳しい専門的なことは、確かになじみがなく難しいように感じられるかもしれませんね。ですが、子ども達にとっては日々の生活そのものが「科学している」と言っても過言ではありません。

「どうしてだろう?」

「ほんとにそうなのかな?」

自然や食べ物、他人などなど、自分の身の回りの環境に、疑問を持ったり不思議さを感じたりすることで、自ら働きかけ、そして、自分なりに何かを得るという環境との相互作用は、科学の第一歩です。そこには、必ずしも明確な答えが必要なわけではなく、重要なのは、疑問に感じることや不思議に思うことです。

いわゆる「答え」を身につけたところで、それはただの知識であり、順序だてて考えることや疑問に向き合い解決しようとすることなどは身につきません。

よく見られる子どものいたずらも、実は科学していることの表れでもあります。むやみに制止するのではなく、子ども達の科学する力を大切にしたいですね。

選択

2012/01/13

人間は生きていく中で、様々な選択をしなければいけません。選択の連続と言っても過言はないくらいです。

朝、何時に起きるか、朝ごはんに何を食べるか、どうやって職場まで行くか、職場でどのように働くか、昼食には何を食べるか・・・といった具合に、1日の中でも常に何かを選択して生きています。

そして、その選択には必ず責任が生じてきます。

自分がした行動に対しての責任です。

ですので、何かを選択する際には、周りに迷惑をかけないか等を考慮して決めなければいけません。他人のことを考えなければ、何をやってもいいということになってしまい、無秩序な世の中になってしまいます。

と、難しく書きましたが、本来わたしたちおとなは、上記のようなことを、無意識で自然にやっているわけです。

ただ、昨今よく耳にする「クレーマー」と呼ばれる人たちは、どうも権利ばかりを主張して、自分が果たすべき義務や責任を果たしてない気がします。

そういったおとなは、小さいころから何かを選択し、選択したことに対しての責任を負ってこなかったのではないかと思います。

ですが、それは、その人たちが育った環境や家庭、その人たち自身の問題というよりも、これまでの日本の教育の弊害のような気がしてなりません。

小さいころから「こうしなさい」と一方的にいろんな方法だけを教え込まれ、自分で考えるということも、やってみて失敗するという経験もないまま、言われたことだけをきちんとこなすのが「良い子」だとされてきた日本で、おとなの言うとおりに生きてきて、社会に出て突然、何もかもを自分で考え、選ばなければいけない環境に放り出されてしまい、困っているおとなたちが現代社会にどれだけいることでしょうか。

社会的にも問題になっている「指示待ち族」といわれる社会人にも当てはまることですね。

おとなの言うとおりに「良い子」で生きてきて、社会に出たら自分で何も考えられず、指示通りにしか動けないという状況は、教育の弊害としか言いようがありませんし、とても不幸なことだと感じます。

そういった不幸な社会人を減らすためにも、教育を根本から見直し、子どもの人権をもう一度考え、ひとりの人間として本当に人生に必要な教育を行えるような国に、日本も少しずつでも前進していって欲しいと心から願ってやみません。

チューリップ

2012/01/12

毎年、秋になるとチューリップを植えています。

卒園式の時に、園で育てたチューリップを1本ずつ、卒園児に渡したいと思って始めたことなのですが、なかなかタイミング良く育ってくれません。

といっても、全く育たないというわけではなく、蕾の状態だったり、花が咲ききってしまった後だったり、本数が足りなかったり・・・

タイミング良く咲かそうと思えば、たとえば球根を冷蔵庫で寝かせて育成期間を考慮して植えつける等の方法があるのですが、それではやっぱり自然ではないですし、気温や天気などによって、育ち方や開花時期が違ってくるということに気づくこと自体に、意味がありますので、自然の気候にまかせて、タイミング良く育つようにと毎年願いを込めながら植えています。

チューリップといえば、真っ先に思い浮かぶのがオランダでしょうか。

それもそのはず、チューリップはオランダの国花ですので、様々なメディアなどでオランダが取り上げられるときは、必ずと言っていいほど、チューリップがセットになっています。

国花ということもあって、チューリップにまつわるオランダの民話があります。次のようなものです。

ある美しい少女がいました。その少女に3人の騎士が求婚しました。求婚するときに、一人は黄金の王冠、一人は剣、一人は財宝をもって、それぞれ愛をささやきました。しかし、三人の騎士から求婚されたものの、少女は誰か一人を選ぶことはできませんでした。少女は悩んだ末に、花の精霊にお願いして、自分を花の姿に変えてもらいました。3人の騎士が持ってきた王冠は花に、剣は葉に、財宝は球根になりました。そして、花の姿に変えられた少女の名前から、その花はチューリップと名付けられました。

私たちは、生きていく限り、何かを選びながら生きていかないといけません。選びきれないことに遭遇することもしばしばです。

選ぶということは、何かを捨てることでもあります。

だからこそ、選びきれないとき、それぞれを上手く取り入れて別の形にして残していくということが大切なのではないでしょうか。

それが、これからの時代に必要な「共生」ということにもつながっている気がします。

 

愛用品

2012/01/11

先日、今年度卒園する子どものおばあちゃまが、園にわざわざご挨拶へ来られました。

そちらのご家庭は、3人のお子さんすべて当園に通っていて、今度卒園する子が末っ子ですので、今年度で最後となってしまいます。

「3人お世話になって、とてもよくして頂いたから・・・」とのことで、ご丁寧にご挨拶に来られたわけなのですが、園のスタッフ全員に、ひとつずつ手作りのものを持ってきてくださいました。

写真にあるのが、私が頂いたネックウォーマーです。

他にも、柄違いのものや素敵なバッグもあり、それらすべてがおばあちゃま自信の手作りだと仰るので、びっくりです!

(普段からおしゃれなおばあちゃまなのですが、ご自身で使われているものも手作りのものが多いとかでまたまたビックリです!)

私事なのですが、年々寒さが応えるようになってきて、年末にネックウォーマーが欲しいなぁと思っていた矢先のことでしたので、なんというタイミング!!!

おばあちゃま もしかしてエスパー!!!???

 

ということで、日々の愛用品となっているわけです。

手作りのものは、温かみが違いますね。

この場をお借りして、改めて御礼申し上げます!!!!!!

ブログ

2012/01/10

園のブログは、私が担当しているこの「子どもエッセイ」のほかに、「園からのお知らせ」「園のこだわり」があります。

「園のこだわり」は、るんびに保育園で働くいろんな職種のスタッフが日替わりでUPするのですが、昨日一昨日みたいに、日祝日などで園がお休みのときは、事前に下書きをして、園に来てUPすることもできるようになっています。

私が一応、管理していますので、保存されている下書きなどをUP前に見ることができるのですが、一昨日、このページのUPをしようとした際に、今日の分の「園のこだわり」の下書きを発見!!!!!!

事前に準備するなんてエライ!!と思いつつ、UP前に先取り気分でチラっと見て爆笑!

どうやら、看護師の園田せんせいは、子どもたちから「たみお」と呼ばれているらしく、出だしが「看護師のたみおです」となっていたんですね。

ドキドキワクワクで今日UPされた「園のこだわり」を見てみると・・・・・

 

うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!

 

「たみお」消えてました・・・・・

「たみお」がよかった・・・

「たみお」がなんで「たみお」なのかが気になります・・・(笑

 

成人

2012/01/09

今日は「成人の日」です。

日本では、20歳を成人と設定されていますが、成人と認められるのは、18歳から21歳まで世界各国で様々です。

日本でも昔は、成人年齢がもっと早く、12-16歳で成人していた時代もあります。12-16歳でおとなと認められるのは、現代日本では少し早い気がしますが、ドイツでは10歳で将来の職業を決め、その専門分野へそれぞれ進んでいくことを考えれば、そんなに早いわけでもない気がします。

ちなみに、成人式を大勢で集まって祝う形式の成人式を行うのは、日本独特のもののようですね。

特に先進国の中では、他の国で同様の式典はないようです。

今の成人式の形式はもともと、世界大戦に負け意気消沈していた日本の若者に、元気になってもらおうという目的で始められたものだそうですね。埼玉県が発祥の地で、それが徐々に全国に広がっていったものだそうです。

運動会にしろ、日本ではまだまだ軍事国家から抜け出せないものが多く残っていますね。

一体、どれくらいの時代、軍事国家の要素を引きずれば気がすむのでしょうね。

年齢で子どもを区分する教育システムも変わる気配もありませんし、残さなければいけない伝統とそうでないものとを履き違えている気がしてなりません。

数年前に、オランダの教育家の方が日本を訪れ、日本の小学校の授業を見学されたときに、「ここは北朝鮮ですか?」と真剣に言われたという話は、いまだにとても考えさせられます。

マクドナルド

2012/01/09

今日はお休みだったので、息子と一緒にマクドナルドへ行きました。

ファーストフードは子どもにあまり勧められるものではありませんし、普段私は出来合いのものを食べるということがほとんどないのですが、たまーにいかにも身体に悪そうなものを食べたくなるときがあります。

と、こう書くと、いかにもマクドナルドが身体に悪いと言っているように誤解を受けるかもしれませんが、そういうつもりではありませんので、ご了承くださいね。

まぁ、確かに、主食としてしまうのはあまりお勧めできませんけども。

 

マクドナルドと言えば、思い出すのが、「スーパーサイズミー」というドキュメンタリー映画です。

この作品は、1ヶ月間マクドナルド商品だけを食べたらどうなるか、という実験を行ったものであり、マクドナルドの商品が肥満を引き起こすという当時の訴訟問題に焦点を当てた作品です。

結果として、マクドナルド側の勝利に終わっています。

というのも、1ヶ月間の実験期間、1日3回空腹でなくてもマクドナルド商品を取らなければいけないことや、スーパーサイズを勧められれば必ずスーパーサイズにしなければならないことなど、設定されたルールそのものに偏りが見られることで、実験結果が必ずしも訴訟内容を裏付けるものではないと判断されたからです。

ただ、マクドナルド商品には、食べ続けると一種の中毒性があり、どれだけ食べても、また食べたくなるという症状がでることは認められたそうです。

 

マクドナルド商品に限らず、コンビニ食品やその他のファーストフードでも、同じ実験をすれば、同じような結果がでるのではないかと思います。

簡単に口にすることができる食品には、保存料はもちろん、様々な添加物が多く含まれていることも多いですし、何よりも、栄養素的に偏りが見られます。カップラーメンなどの品質表示を見れば分りますが、主な栄養成分は、たんぱく質・脂質・塩分・糖質です。最近では、無添加のものや食物繊維やビタミンB・Cを含むものも多く出ていますが、やはりそれでも、栄養素的な偏りは否定できません。

つまり、「それだけ」を食べることが一番危険なことだということです。

ファーストフードを食べることが悪いというよりは、それだけを食べることが危険性が高いので、たとえば、ビタミンを多く含む野菜や果物を一緒に取るなどのほんの一工夫で、身体にかける負担はぐんと減ります。

要するに、バランスの問題ですので、上手に活用して、少しでも身体に負担をかけない食生活を心がけたいものですね。

 

ちなみに、私は妊娠中にとにかくマクドナルド(限定!!)のポテトが食べたくて食べたくて仕方なく、つわり時期はほぼ毎日のように食べていたのですが、おかげさまで妊娠中に18kg太るというとても危険な快挙を遂げています・・・・・・・

そのせいか、息子は大のポテト好き・・・

かなり反省です・・・

そういえば、友人が出産の際に産院さんで受けた母親教室で、助産師さんから「イモ類は太りすぎるので妊娠中は摂取を控えめに」と言われ、すぐに私の妊娠中のことを思い出し、大爆笑してしまったというのは、むかーしの楽しい思い出です。

もうひとつついでに、マクドナルドのことを、「マック」と言いますが、関西圏の人は「マクド」と言うんですよね。

先日、うっかり、関西圏でもないのにつられて「マクド」と言ってしまい、どうでもいいことなのですが、なぜかとても悔しい思いをしました。

以後、気をつけよう・・・ うん・・・

風邪

2012/01/08

風邪をひいてしまいました・・・

お陰で楽しみにしていた人形劇も見ることができず、招待した卒園児にもあえず・・・;;

自己管理ができていない証拠だと深く反省しています・・・><

 

風邪と一口に言っても、その原因となるのは、複数のウイルスで、実に400以上の種類があるのだそうです。

そのため、どのウイルスか断定するのは難しく、いわゆる「風邪症候群」として診断されるそうです。

私たち素人は、ドクターより処方されるお薬で風邪を治すと思いがちですが、お薬は症状をやわらげるだけで、風邪そのものを治す力はないのだそうです。

では、何が風邪を治しているかと言われると、人間のもともと持つ、自己治癒力だそうです。

日ごろから、免疫力をつけ、治癒力の高い身体作りを心がけないといけないなぁ~っと思い切り感じた週末でした・・・

みなさんも風邪やインフルエンザには十分ご注意くださいね!

すっかり・・・

2012/01/07

下書きまで済ませ、あとはUPするだけ・・・というところで、ちょっと席を外すことがあり、そのままUPせずに今に至ります・・・。

日付が変わってしまってますが、「1月6日」分ということで・・・(笑)。

 

明日は、園で人形劇の公演があります。人形劇といえば、たいていが子ども向けで、童話などから持ってこられることが多いですよね。

子ども向けであるために、その内容はとても分りやすく、シンプルなものがほとんどです。

善悪の区別がはっきりしていたり、いい事を行えば、ご褒美がもらえるといった因果応報

を単純にわかりやすく表してあります。

明日の演目は、「ねずみのすもう」です。

人形の動きやセリフなどに、一生懸命食い入るように見入る子ども達の姿が楽しみです。

国と時代

2012/01/05

1919年の今日、ドイツでナチスの前身となるドイツ労働者党が結成されました。

ナチスといえば、皆さんご存知かと思いますが、アドルフ・ヒトラーによる極端なまでの独裁政治を行ったことで有名です。

その独裁ぶりは、様々な書籍や映画などで作品化されるほど、思わず目を塞ぎたくなるような内容ばかりです。特にユダヤ人への迫害は100年近く経った現代でも、語り継がれるほど凄惨なものであったことは周知の通りです。大量に虐殺された人々の中には、多くの幼い命も含まれていました。

現代では考えられないですが、当時のドイツでは、ファシズムを支持する国民が多かったのでしょうか。もちろん、心から賛同している国民は多くはなかったと思いますが、国としてある方向へ向かってしまえば、多勢に賛同するしかない時代背景もあったのでしょう。

特に、ドイツ国民は、日本国民と考え方等が似ていると言われていますので、「みんなと同じ」でないと不安だったのかもしれません。

また、現代の様に情報が公開されていませんでしたから、公の場では、国民の心を打つような演説などで魅了したのかもしれません。現に、ヒトラーは演説の名手だったと言われています。

そんな時代背景でも、オスカー・シンドラーのように、ナチス党民でありながらも、1200人ものユダヤ人を救出した人もいます。

国や時代背景がどうのような形であったとしても、自分の信念を曲げずに、誰かを助ける人というのは、必ずどの時代にもいるものですね。

余談ですが、ナチス党員の構成の中で、最大の単一職業集団は、小学校教師だったそうです。

教育者でありながら単一民族の迫害を支持するその神経は疑いますが、このことを大きく反省したドイツでは、現代では20以上の民族が共生し、ちゃんと科学的な根拠に基づいた教育が行われるようになっています。

さてさて、日本は、これからの時代、どのような国になっていくのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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